大学院受験の秘訣ブログ

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他分野の専攻への受験は不利ですか?

     
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僕は現在工学部なのですが、東京大学の大学院農学生命科学へ志望をしています。学部をこえた受験は調べたところ可能だと思うんですが、何か不利となるものはあるんでしょうか?


今日は、ある方から頂いた質問にお答えいたします。基本的にほとんどの大学院のほとんどの専攻で、学部を超えた受験(つまり専門外の分野からの受験)は可能となっています。(でも、必ずウェブサイトや募集要項などで確認してくださいね!!)

他分野からの受験だからといって、ペナルティを科されるということもありませんので、不利に扱われるということはまず無いと考えて良いと思います。


不利になると思われる2点について:

1.面接の時につっこまれる可能性がある。
どうして、学部は全く関係ないの? どうして、うちの専攻を志望したの?但し、しっかりと論理的にかつ熱意を持って答えられるのなら、逆に有利になると思います。

2.院試の専門科目で苦労する。
学部の時のカリキュラムにない科目が受験科目に含まれる場合には、完全に独学で受験対策勉強をすることになってしまいますので、その点では苦労すると思います。ただ、もし、その科目もしくは分野に詳しい教授が大学にいるのであれば、勉強を教えてもらいにいくと良いと思います。自分の専門分野に興味を持って勉強しようとしている学生がいれば、助けないわけがないですよね。

有利になると思われる1点について:

1.受験の際に口頭試問などと呼ばれる面接がある場合が多いのですが、そのときに試験官の教授にとっては、あなたの専門分野については素人になります。ですので、あなたの専門分野の話題に触れられたときには、あなたが話の主導権を握ることができるので、それをうまく利用すれば、効果的に自分をPRすることができます。ただし、相手は人間ですので、調子に乗ってベラベラと話してしまったり、わざと専門用語を並べ立てたりして上から目線で偉そうに話したりするのは、逆効果ですので気をつけて下さい。


このように不利な点と有利な点を整理して考えてみると、他分野の専攻への受験はそんなに不利でないことがわかります。

ひるまず、自信を持ってチャレンジしてください!!


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海外在住ですが、それでも研究室訪問はすべきでしょうか?

     
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今日はSAKURAさんから頂いたご質問にお答えしたいと思います。

はじめまして。とてもわかりやすく有益な情報ありがとうございます。
研究室訪問に関して、質問です。

私が海外に住んでいまして、日本で大学院へいけない状況です。しかし、私の目指す分野の著名な先生がいらっしゃり、ぜひこの先生に指導を受けたいと思っています。この先生が日本にいらしても、その研究室へ行きたいと思うほど論文やご研究に関心があります。

少々マニアックな分野なので、周りに尋ねてもこの研究室以外、まず探すことは難しいとの意見で一致しています。

このような状況で、入試前に研究室に訪問することに緊張を覚えています。
(1)もし、先生との相性に不安を感じたら?
(2)私は専門外からの飛び込みですので、知識が足りないなどと判断されたら?

の二つです。
どうしてもその研究室へ行きたいので、行ってむしろマイナスの要因になったら...と思うと躊躇してしまいます。

こんな場合でも、やはり事前に研究室を訪問すべきでしょうか?

SAKURAさん、コメントありがとうございました。

SAKURAさんは海外在住とのことで、研究室を訪問するべきかどうか悩んでしまうところだと思います。特に、海外からわざわざ訪問して、先生との相性が悪かったり、訪問することがかえってマイナスになってしまったらと考えてしまうのは当然だと思います。(ぼくも同じ状況であれば、SAKURAさんと同様な悩みを持つと思います。)
参考になるかわかりませんが、僕の意見をお話ししたいとます。SAKURAさんは、「こんな場合でも、やはり事前に研究室を訪問すべきでしょうか?」とおっしゃっていますが、「こんな場合だからこそ研究室を訪問するべきたと思います。」と僕は考えます。

> (1)もし、先生との相性に不安を感じたら?
もし、研究室訪問をしないで合格したら、合格してから入学までに期間に、SAKURAさんのこの悩みは大きくなってしまうと思います。また、入学後に教授と相性が悪いことがわかってしまったら、大学院生活は悩みの尽きないものになってしまうと思います。であるのなら、早めに先生との相性が良いのか悪いのかをハッキリさせておけば、受験対策や、将来の研究生活のための準備に集中できると思います。
研究室を訪問して、教授との相性が悪いかもと感じても、もし本当にその分野の研究をしたいのなら、SAKURAさんの決意は揺るがないはずです。

> (2)私は専門外からの飛び込みですので、知識が足りないなどと判断されたら?
基本的な知識だけはしっかり持っておくという前提で、特に問題にならないと思います。大学院については、教授は熱意とやる気のある学生を求めています。学部で身につけられる程度の専門知識というのは、数十年も研究生活を送っている教授から見れば、たいしたことはありません。数ヶ月本気で取り組めば十分キャッチアップできてしまう程度のものです。ですので、教授は現時点での知識やスキルよりも、将来の可能性を重視します。つまり、基本的な事がしっかり身についていて、熱意とやる気(積極性)のある学生を求めています。ですので、これも熱意とやる気があれば、問題ないはずです。

ということで、もし、他の用事で日本に一時帰国でもする機会があるのでしたら、事前の研究室訪問をおすすめします。海外在住であるのにわざわざ訪問するということ自体がプラスの要因になると僕は思います。(それだけで本気なんだというのが伝わってきます)
もちろん、帰国するのも大変ですので、コメント欄でNEETNさんがおっしゃっているように、メールでのやりとりも有効だと思います。ただ、相性については、メールだけではどうしても判断がつかないときがありますが。(メールでこの人嫌な人だなと思っていたのに、会ってみたらすごくいい人ということが結構ありますので。もちろん、その逆も。)

参考になったかはちょっと不安ですが、少しでもお役に立てればと思います。がんばってください。応援しています!
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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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