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研究室を見学した後にお礼のメールは書くべきか?

     
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 すでに多くの大学院で専攻説明会などが始まっていますね。もうすでに参加されていらっしゃるかたも多いかと思います。

 専攻説明会への参加と並行して、研究室の見学もすでにされている方もいらっしゃるかと思います。基本的に研究室の見学を申し込むときは、メールで申し込むのが最近の主流になってきていますね。

 メールで申し込むときのポイントは、以前の記事「研究室の見学を申し込むためには?」で書きましたが、お礼のメールについても教えて欲しいというメッセージを頂きましたので、お答えしたいと思います。

 まず、忙しいところ時間を割いて見学の機会を設けてもらったことに感謝するのは当然だと思います。できれば、見学した当日の夕方や夜に感謝のメールを教授に送っておくべきだと思います。出来れば見学した時間から24時間以内が理想ですね。(それ以上時間が経ってしまったときには、礼状を送るという手もありだと思います。)

 どんな文面でメールを書けばよいのか、迷うところがあるかと思いますが、何より大事なのは、感謝していることをありのままの形で伝えることです。メールでのマナーなど基本的な事もありますが、学生ですし、少々の間違いは全く問題ないと思います。まずは、思っているままに感謝の気持ちを書いてみたら良いと思います。
 
 ぼくが実際に送ったメールを参考までに載せておきますが、くれぐれもコピペして送るようなことは避けて下さいね。自分の言葉かそうじゃないかなんて、すぐにバレてしまいますので。 

 

○○先生 
 
△△大学 □ □学部◇◇◇学科のしょーたろーです。 
本日は、大変お忙しい中、お時間をいただき、 
 
○○先生のお話をお聞きし、 
××××に対する無限の可能性を、さらに大きく感じることができました。 
本当にありがとうございます。 
 
研究室の先輩の皆さんから、 
たくさんアドバイスもいただきました。 
 
○○研究室と研究内容にさらに興味がわきました。 
○○先生からお話いただいたこともふまえて、 
卒業研究にも取り組んでいきたいと思います。 
 
これからも、いろいろとお世話になるかとは思いますが、 
どうぞ、よろしくお願いいたします。 
 
 
△△大学  □ □学部 ◇◇◇学科 
◎◎◎◎研究室  
しょーたろー 

 メールでのコミュニケーションは社会人になってからも非常に重要ですので、いまのうちからマナーなど基本的なところを押さえておくと、就職活動や、新入社員の時に周りとある程度差をつけることができると思います。

 

志望理由書の例文(しょーたろーの場合)

     
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ブログネタ
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 先日の記事で、大学院入試の際に必要となることがある志望理由書の書き方について触れましたが、今日は僕が実際に院試の時に提出した志望理由書を多少手直しして例文を載せておきたいと思います。よかったら参考にしてください。
 

 ただし、最初に言っておきますが、あくまでも参考程度にして下さいね。くれぐれもそのままコピペして使うようなことはしないでくださいね(笑)!というのもの、その人の熱意や考え方が志望理由書には現れるので、自分で書いたものかそうじゃないかは簡単に見破られてしまいますし、面接のときに志望理由書の内容をもとに質問されることもありますので…。
 

 それでは、早速、例文です。 


 志望理由書例文(しょーたろーの場合):

 私が貴大学院貴専攻を志望した理由は、原子力という技術を今以上に発展させ、それによって世の中に貢献したいと強く感じているからです。 私が初めて原子力に興味を持ったのは、高校1年生の時でした。化学のレポートでナトリウムについて調べることになり、私は高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウムが使われていることを知り、それについて調べてみようと思いました。その時は原子力について何も知らなかったのですが、調べていくうちに、どうやら原子が分裂して膨大なエネルギーが生じるのだということを知り、それに驚いたことを覚えています。その経験がきっかけとなり原子力に対して興味を抱くようになり、ついには原子力関連学科のある大学に進学することにしました。

 大学で原子力について学んでいくに従い、原子力の持つ無限の可能性に惹かれていきました。やがて、それは原子力という技術を更に研いていく必要があり、そうすれば、人々の生活を向上させるのに大きく貢献することができるのではないかという強い思いへと発展していきました。このように大学で学ぶうちに、国内外を問わず、企業や他大学での研究にも興味を持ち、ホームページ、書籍、雑誌などから、そして先生方にお話をお伺いし、情報を集めました。そして、その中でも特に目に止まったのが貴大学の貴専攻のホームページでした。早速、見学に伺ったのですが、その時、私は大きな衝撃を受けました。世界水準からみても最先端と思われる研究設備と研究の内容を見聞きし、また、貴専攻の学生や特に先生方の原子力に対する熱意を感じました。これらの理由から、人類と社会に役立つ原子力を研究していくためには貴専攻が絶好の場所である思い、貴専攻を志望させて頂きました。以上が貴専攻を志望させて頂くに至った経緯です。

 私自身、原子力がこれからも人類に大きな恩恵をもたらす、必要不可欠なものであると確信しています。そして、まだまだ多くの課題が残されているとも感じています。それらの課題の中でも特に、安全性(固有安全性)、核拡散抵抗性、長寿命炉心、小型化について研究を進めていく必要があると思っています。安全性と核拡散抵抗性を高める必要がある理由として、チェルノブイリやスリーマイル、そして特に日本においては原爆の影響からか、原子力に対する理解が社会から十分に得られていないことが挙げられます。これらを高めることによって、社会からの理解を得られれば、それは原子力の発展に大きな力を与えることができると思います。そして、それと同様に必要なのが炉心の長寿命化、小型化などの研究によって、環境への負荷を低減していくことだと思います。また、さらに広い分野で人類に恩恵をもたらすためにも、医療での利用や宇宙開発利用などを見据えた研究も必要だと思います。以上の理由から、これらの研究に携わりたいと思っています。

 まだ、研究したい分野が広く、具体的に絞れていない部分もありますが、それは私自身のこれからの課題でもあり、貴専攻にて私自身がどの分野で一番貢献できるのかを見極めて行きたいと思っています。もし貴専攻への入学が許可されましたら、原子力によって人々の生活がより豊かになるように、そのためにほんの僅かでも貢献できるように、熱心に研究に励みたいと思います。何卒よろしくお願い致します。



 いかがでしょうか?ちなみに、この文章は全部で1364文字です。今見直すとまだまだだなあと思うところがいっぱいありますが、まあこれで一応合格できたので多少参考にはなるかと思います。

 院試の願書の締め切りも近くなってきていますので、くれぐれも締め切りに間に合わないなんてことがなように、早めに書類をそろえて提出してくださいね!
 
 

志望理由書を書く前にこちらの記事も是非!:
志望理由書ってどうやって書くの?
研究計画書はどのようにして書けばいいか?
「志望理由書」と「志望理由がテーマの小論文」の違い
である調?ですます調?
小論文・志望理由書作成に必要な「論理的思考能力」の磨き方


参考までに紹介しておきますが、「一目でわかる志望理由書ハンドブック」は、例文が多く、説明も例文毎にされていてわかりやすいです。
 

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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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