大学院受験の秘訣ブログ

中堅私立大学から一流国立大学院へも夢ではない

就職事情

 

業界研究

     
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9月に大学院受験ポータルサイト「大学院受験の秘訣」を開設しました。今までブログに分散していた情報をまとめて読みやすくし、院試情報や院生向けの就活情報などのニュースや掲示板を提供していきたいと考えています。
少しずつですがコンテンツも増やしていますので、時々見に来てくださいね。

 今日は、院生の就職に関して「業界研究」というテーマでコンテンツを増やしました。そろそろM1(修士1年)の就職活動が本格化する頃でもあり、今後しばらくは院生の就活に関するコンテンツを重点的に増やして行きたいと思います。
 
 就活を始める際には、まずは業界研究から始めますが、どのように業界や企業を選び、絞り込んで行けば良いかを紹介しています。また、しょーたろーが就職活動していたときの会社見学会での出来事も紹介していますので参考にして下さい。

 大学院受験の秘訣:業界研究
 http://www.injuken.com/?page_id=92


 

大学院生の就活事情

     
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 学部生の就職活動に関する情報はインターネットでも容易に手に入りますが、大学院の就活事情についてはネット上でも得られる情報が少ないと思います。今日は、自分の就活の経験や社会人になってからの視点も踏まえて「大学院生の就活事情」について、取り上げて見たいと思います。

いつ頃から就職活動が始まるのか
 大学院生の就職活動は、修士1年の冬から始まります。実際の採用選考が始まるのは、修士2年の四月からです。これらは、日本経団連の「倫理憲章」で定められています。
※これより前にインターネット等による情報発信以外の広報活動や、採用選考活動を行っている会社は、毎日深夜まで残業が続くような激務を強いられたり、サービス残業を強いられたり、離職率が異様に高かったりするような、いわゆるブラック企業の可能性も高いので注意が必要です。

 つまり、大学院に入学して半年後位から就職活動を始めなくてはいけません。あまり時間がありませんので、大学院入学前から就職活動のことを念頭に置いておく必要があります。


院生の就職活動といっても何から始めれば良いのか?
 まずは、修士課程の修了後の進路を決める必要があります。就職をするのか?博士課程に進むのか?留学するのか?家業を継ぐのか?ということを少なくとも修士1年の夏頃までには決めておくことをお勧めします。どうしても決まらない場合には、とりあえず就活をしてみてダメだったら博士に進もうという選択肢もないわけではありませんが、あまりお勧めしません。そのような姿勢ではおそらく就職活動はうまくいきません。実際、そういう人を何人も見てきましたので…。

 就職するという決心がついたら、次のステップは情報収集に取りかかることです。特に理系の大学院生であれば、自分の専攻に近い分野の仕事に就きたいと思うことが多いと思います。その場合は、そんなに苦労しないのですが、全く違う分野の業界で働きたいというケースもありますので、そのような場合には、ターゲットを定めるのに苦労するかもしれません。いずれにせよ、どのような業界でどのような職種で働きたいのかを、インターネットや就活本(業界地図など)で情報を収集し、自分なりの考えをまとめてみると良いと思います。その上で、研究室の教授や先輩などに相談をし、必要であればOBを訪問して話を聞いてみるというのも良いと思います。実際に僕のところにも、何人かの後輩が会社まで訪ねて来てくれたことがあります。

どのように応募すれば良いのか? 
 院生の場合も基本的には学部の時と同様に企業の新卒採用のページから応募するのが基本です。但し、一部の企業(特に大手)は、リクルーターを大学に送って、採用活動を進めていたりします。この場合には、リクルーターにコンタクトをして、志望している旨を伝え、採用面談や面接、試験の手続きをお願いすることで、採用選考を受けることができます。
 そのほかに学校推薦や、教授推薦といったものがあり、面接や簡単な試験だけでほぼ確実に内定を貰うことができます。

最近の学校推薦事情

 日本のバブル経済崩壊頃までは、学校推薦を使えば、一般的には大学院(専攻)が企業に学生を推薦し、面接や簡単な試験で採用選考をパスし内定を貰えたのですが、最近ではこのような形の学校推薦はあまり聞かなくなってきています。
 まず、企業の採用選考を受け、その採用選考に合格したら、大学院(専攻)の推薦書を発行して企業に提出するという流れが増えてきています。形式上は学校推薦の形にはなっていますが、中身は一般の選考とほとんど変わりません。東大や京大、東工大のようないわゆる一流大学の大学院ですら、SPI等は免除されますが、何度も厳しい面接を乗り越えて、ようやく内定にたどりつけるというような状況です。
 まだ、一部の企業では古典的な学校推薦制度を残しているところもあり、通常は1回の形式的な面接で内定を貰うことができます。また、いわゆる教授推薦(コネ)というものもあり、これも同様に通常は1回程度の形式的な面接で内定を貰うことができます。

 ただ、学校推薦、教授推薦のいずれの場合でも、教授との信頼関係がなければ推薦してもらうこともできませんので、入学してから地道な努力が必要な事は言うまでもありません。たとえ東大の大学院に入ったからと言って、楽に就職が決まるという御時世ではないことは確かです。(もちろん、いわゆる中堅大学以下の学部生よりは有利になることは言わずもがなですが。)


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「ここでは働きたくない」――大学生がそう感じている業界は?

     
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進学先を決める際に、将来どのような業界でどういう仕事に就きたいのかを考えておくのは大切だと思います。

将来を見据えて大学や大学院を選ぶことができれば、学んだことを将来の仕事に最大限活かすことができます。

自分自身について振り返ってみても、学生のときにあれをやっておげば、これを勉強しておけばと思うことが多いですので。

そういった意味では、どんな業界があって、どの業界が人気があるのかというのを調べておくと良いと思います。
またできれば、どうしてこの業界が人気なのか、不人気なのかというところまで踏み込んで調べておくと、世の中の動きが見えてきて、結果として就活に役立てられると思います。



「ここでは働きたくない」――大学生がそう感じている業界は?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1112/14/news119.html

院試が不合格だった場合の就職について

     
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銀杏並木さんから院試に不合格だった場合の就職についてご質問を頂きましたので、お答えしたいと思います。

ちなみに、東工大の原子核工学専攻の建物の前に、結構立派な銀杏並木があります。少し思い出してしまいました。懐かしいですね〜。

TS280131

(ちなみにこの写真は院生時代に携帯で撮影したものです。)

 

私は現在大学3年で、専門領域外の大学院を検討しているものです。
以前「院試と就職活動との両立について」の記事がございましたが、院試に不合格だった場合の就職についてお話を伺えたら、と思います。
今からあまりネガティブに考えたくはないのですが、自分には浪人や留年といった選択肢は残されていない上、受験も理転ということでかなりリスキーなチャレンジになると思います。将来に向けて納得のいく努力ができるかどうか、先行きに不安があります。
どうか貴重なご意見をいただけないでしょうか?

理系へ転向されるのですね。リスキーとは言いませんが確かに思い切った決断だと思います。がんばって下さいね!

さて、院試に不合格だった場合の就職についてのお話を!とのことですが…。

まず、最終的な目標が何かを明確にすることが大切だと思います。その上で、その目標を達成するにはどうしたらいいのかを吟味する必要があると思います。

大学院はあくまでも通過点でしかありませんから、最終的な目標達成のために大学院への進学が必要かどうかを考える必要があると思います。もし、最終的な目標を達成できるのなら、大学院への進学は必要ないかもしれませんし、多少大きなリスクを取ってでも大学院へ進学せざるを得ないということになるかもしれません。

銀杏並木さんのご質問の内容からだけでは、どれくらいのリスクを取ってまで大学院へ進学する必要があるのかが判断できませんが、もし、最終目標が、理転して、さらに大学院へ進学するしか達成できないというのでしたら、就職の事は考えず、院試に全力を注ぐべきだと思います。もちろん、万が一、院試に失敗した場合でも、最終目標へ再チャレンジできるような道を残しておく必要はあると思いますので、今の大学の大学院を受験するとか、もしくは、もう一度、学部を受け直すとか、いくつか方法を考えておくと良いと思います。

あまりにも、失敗したときのことを考えすぎ、院試への注力度が下がってしまうのはもったいないと思います。

ちなみに、大学院に不合格だったから就職というのは、非常に不利だと思います。特に今のご時世、就職活動だけに専念しても、なかなか納得のいく結果がえられない状況ですから、院試対策と並行して就活をしても難しいのではと思います。また、就活を始めると、思っていた以上に時間を取られることになり、院試対策がおろそかになったり、大学院へチャレンジするモチベーション維持にも苦労することになると思います。
できるならば、大学院受験と就活は並行しないほうが良いと思います。
(就活自体を経験しておくだけが目的なら良いと思いますが、内定をもらおうと思って取り組むと大変だと思います。)

どこまで、リスクを取って、どこまでリスクをコントロールするかのバランスだと思います。個人的な意見ですが、僕でしたら、リスクコントロールはそこそこにして、目標達成に全力を注ぐと思います。(あくあでも個人的な意見です。)

あまり、具体的なお話ができませんでしたが、なんとなく、考え方は伝わりましたでしょうか!?一度きりの人生ですので、後々後悔しないような決断ができるいいですね!応援しています! 

もし、まだ不明な点があるようでしたら、ご質問下さい。個人的な質問で、あまりブログでは回答して欲しくないという場合は、メールでも結構です。(ただし、確実に回答できるとお約束はできませんので、その点はご了承下さい。)


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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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