会社のデスクを片づけていたら、新入社員研修のときにやったコンセンサスゲームの資料を見つけました。
とても興味深いゲームなので、紹介したいと思います。
このゲームは、よく「NASAゲーム」と言われたりもしています。月で遭難した場合に、手元にある15種類のアイテムに優先順位をつけるというとても簡単なゲームです。何人かのグループに分かれて、まず個人で考えて答えを出したあとに、その答えをもとにチームのメンバーで話し合いながら最終的な答えを決めます。 まずは、試しにやってみましょう!
月で遭難したときにどうするか?
あなた達の乗った宇宙船が、故障のため月面に緊急着陸した。 計画では、着陸予定地点に迎えに来る母船とドッキングすることになっていたが、 そこから200kmも離れたところに着陸してしまった。
死を免れるためには、なんとしても母船の来る着陸予定地点に辿りつく必要があるが、 着陸時の衝撃で宇宙船は故障してしまった。また、搭載していた機械の多くも破損してしまい、 使えそうなものは以下の15アイテムしかない。
この15アイテムの中で、もっとも生存に必要なものは何か、最も不可欠なものを1とし、その次に重要なものを2、以下順に3、4、5…と順番をつけよ。何が重要かを冷静に見極めれば無事着陸予定地点まで辿りつき、無事帰還できるかもしれない。
いかがでしたか?どんな順番になりましたか?
この問題にはNASAの模範解答があります。模範解答は以下の通りです。
それぞれのアイテムについて、自分の解答とNASAの模範解答の差を計算し、それらを累計した点数(累計誤差)が低ければ低いほど優秀ということになります。
実際のゲームでは、個人の解答を出したあとに、チーム内でディスカッションをし、チームとしての最終的な解答を決めます。そこで初めて答え合わせをします。
このゲームは社会心理学者のジェイ・ホールが1971年に提案したゲームで、 個人の解答とチームの解答を比較して、ポイントが高くなったか低くなったかを見ることによって、グループディスカッションが有効であったかどうかを判断するというものです。
ちなみに、 研修のときの僕個人の点数は33点で、チームの点数は38点(グループの平均点:42.67点)でした。このことから判ることは、僕は自分の意見をチームに主張し認めさせるという能力が劣っているということです。
確かに、今の仕事のやり方を見てみると、交渉事で妥協することが多く、入社直後の研修のときから既にその傾向が出ていいたことになるわけです。すぐに妥協することなく、もうちょっと踏ん張ってみる必要があるんだと気づかされる良い機会になりました。
ただ、相手の考えや方法がのほうが優れている場合もあり、その時は相手の意見を尊重したほうが良い結果になるわけで、そのへんの判断をどうするかというのは難しい問題だなと思います。
研修のときはこのゲームで盛り上がった記憶があり、ゼミや研究室のメンバーで試してみると、いろいろな気付きがあって面白いのではないかと思います。
このゲームは、よく「NASAゲーム」と言われたりもしています。月で遭難した場合に、手元にある15種類のアイテムに優先順位をつけるというとても簡単なゲームです。何人かのグループに分かれて、まず個人で考えて答えを出したあとに、その答えをもとにチームのメンバーで話し合いながら最終的な答えを決めます。 まずは、試しにやってみましょう!
月で遭難したときにどうするか?
あなた達の乗った宇宙船が、故障のため月面に緊急着陸した。 計画では、着陸予定地点に迎えに来る母船とドッキングすることになっていたが、 そこから200kmも離れたところに着陸してしまった。
死を免れるためには、なんとしても母船の来る着陸予定地点に辿りつく必要があるが、 着陸時の衝撃で宇宙船は故障してしまった。また、搭載していた機械の多くも破損してしまい、 使えそうなものは以下の15アイテムしかない。
この15アイテムの中で、もっとも生存に必要なものは何か、最も不可欠なものを1とし、その次に重要なものを2、以下順に3、4、5…と順番をつけよ。何が重要かを冷静に見極めれば無事着陸予定地点まで辿りつき、無事帰還できるかもしれない。
いかがでしたか?どんな順番になりましたか?
この問題にはNASAの模範解答があります。模範解答は以下の通りです。
それぞれのアイテムについて、自分の解答とNASAの模範解答の差を計算し、それらを累計した点数(累計誤差)が低ければ低いほど優秀ということになります。
実際のゲームでは、個人の解答を出したあとに、チーム内でディスカッションをし、チームとしての最終的な解答を決めます。そこで初めて答え合わせをします。
このゲームは社会心理学者のジェイ・ホールが1971年に提案したゲームで、 個人の解答とチームの解答を比較して、ポイントが高くなったか低くなったかを見ることによって、グループディスカッションが有効であったかどうかを判断するというものです。
ちなみに、 研修のときの僕個人の点数は33点で、チームの点数は38点(グループの平均点:42.67点)でした。このことから判ることは、僕は自分の意見をチームに主張し認めさせるという能力が劣っているということです。
確かに、今の仕事のやり方を見てみると、交渉事で妥協することが多く、入社直後の研修のときから既にその傾向が出ていいたことになるわけです。すぐに妥協することなく、もうちょっと踏ん張ってみる必要があるんだと気づかされる良い機会になりました。
ただ、相手の考えや方法がのほうが優れている場合もあり、その時は相手の意見を尊重したほうが良い結果になるわけで、そのへんの判断をどうするかというのは難しい問題だなと思います。
研修のときはこのゲームで盛り上がった記憶があり、ゼミや研究室のメンバーで試してみると、いろいろな気付きがあって面白いのではないかと思います。
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