今日はSAKURAさんから頂いたご質問にお答えしたいと思います。

はじめまして。とてもわかりやすく有益な情報ありがとうございます。
研究室訪問に関して、質問です。

私が海外に住んでいまして、日本で大学院へいけない状況です。しかし、私の目指す分野の著名な先生がいらっしゃり、ぜひこの先生に指導を受けたいと思っています。この先生が日本にいらしても、その研究室へ行きたいと思うほど論文やご研究に関心があります。

少々マニアックな分野なので、周りに尋ねてもこの研究室以外、まず探すことは難しいとの意見で一致しています。

このような状況で、入試前に研究室に訪問することに緊張を覚えています。
(1)もし、先生との相性に不安を感じたら?
(2)私は専門外からの飛び込みですので、知識が足りないなどと判断されたら?

の二つです。
どうしてもその研究室へ行きたいので、行ってむしろマイナスの要因になったら...と思うと躊躇してしまいます。

こんな場合でも、やはり事前に研究室を訪問すべきでしょうか?

SAKURAさん、コメントありがとうございました。

SAKURAさんは海外在住とのことで、研究室を訪問するべきかどうか悩んでしまうところだと思います。特に、海外からわざわざ訪問して、先生との相性が悪かったり、訪問することがかえってマイナスになってしまったらと考えてしまうのは当然だと思います。(ぼくも同じ状況であれば、SAKURAさんと同様な悩みを持つと思います。)
参考になるかわかりませんが、僕の意見をお話ししたいとます。SAKURAさんは、「こんな場合でも、やはり事前に研究室を訪問すべきでしょうか?」とおっしゃっていますが、「こんな場合だからこそ研究室を訪問するべきたと思います。」と僕は考えます。

> (1)もし、先生との相性に不安を感じたら?
もし、研究室訪問をしないで合格したら、合格してから入学までに期間に、SAKURAさんのこの悩みは大きくなってしまうと思います。また、入学後に教授と相性が悪いことがわかってしまったら、大学院生活は悩みの尽きないものになってしまうと思います。であるのなら、早めに先生との相性が良いのか悪いのかをハッキリさせておけば、受験対策や、将来の研究生活のための準備に集中できると思います。
研究室を訪問して、教授との相性が悪いかもと感じても、もし本当にその分野の研究をしたいのなら、SAKURAさんの決意は揺るがないはずです。

> (2)私は専門外からの飛び込みですので、知識が足りないなどと判断されたら?
基本的な知識だけはしっかり持っておくという前提で、特に問題にならないと思います。大学院については、教授は熱意とやる気のある学生を求めています。学部で身につけられる程度の専門知識というのは、数十年も研究生活を送っている教授から見れば、たいしたことはありません。数ヶ月本気で取り組めば十分キャッチアップできてしまう程度のものです。ですので、教授は現時点での知識やスキルよりも、将来の可能性を重視します。つまり、基本的な事がしっかり身についていて、熱意とやる気(積極性)のある学生を求めています。ですので、これも熱意とやる気があれば、問題ないはずです。

ということで、もし、他の用事で日本に一時帰国でもする機会があるのでしたら、事前の研究室訪問をおすすめします。海外在住であるのにわざわざ訪問するということ自体がプラスの要因になると僕は思います。(それだけで本気なんだというのが伝わってきます)
もちろん、帰国するのも大変ですので、コメント欄でNEETNさんがおっしゃっているように、メールでのやりとりも有効だと思います。ただ、相性については、メールだけではどうしても判断がつかないときがありますが。(メールでこの人嫌な人だなと思っていたのに、会ってみたらすごくいい人ということが結構ありますので。もちろん、その逆も。)

参考になったかはちょっと不安ですが、少しでもお役に立てればと思います。がんばってください。応援しています!