大学院受験の流れシリーズ 第5回 「受験する大学院(専攻)の入試問題の過去問を手に入れる」です。
前回までは、大学院受験に向けた計画の段階だったと言えますが、今日からのステップは、実際に受験の対策という位置づけになってくると思います。
まず、大学院入試問題は、以前にも書きましたように、傾向が変わるということはありません。ですので、過去問が非常に有用な対策アイテムとなってきます。
では、どのように院試の過去問を手に入れればよいかについて書きたいと思います。大学入試問題の過去問(赤本)は本屋で買うことができますが、院試の過去問は残念ながら本屋では売っていません。実際に大学院の各専攻もしくは各研究科から取り寄せる必要があります。各専攻もしくは各研究科のホームページに詳しい方法が書いてあるはずですので、まずはそこを見ることをお勧めします。
だいたい、ホームページからダウンロードできるようになっているか、メールか電話で問い合わせれば郵送してくれます。値段ですが、ダウンロードできるところは無料ですが、郵送のところは送料(大学院まで取りに行けば無料)だけが掛かります。過去問自体に値段がついているところは聞いたことがありませんが、あったとしても500円位とかだと思います。
例えば、
東大 工学系研究科 環境海洋工学専攻 の過去問は、ホームページからダウンロード出来ます。
東工大 工学研究科 化学工学専攻 の過去問は、専攻事務まで問い合わせて取り寄せる必要があります。
と、だいたい、こんな感じで各専攻、各研究科に過去問の入手方法について詳しい情報が載っていますので、まずはホームページを見てみると良いと思います。
次回は過去問を使ってどのように勉強すればよいのかお話ししたいと思います。
次の記事:(6)過去問を基に勉強する