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 大学院受験の流れシリーズ 第4回 「受験する大学院(専攻)を決める」です。

 前回までは、受験する大学院(専攻、研究室)を決めるための準備という感じでしたが、今回のステップでは、実際にどこを受験するのかを決めます。

 ぼくの経験からお話しすると、大学受験のようにあまり多くの大学院を受ける必要はないと思います。滑り止めと本命の2カ所くらい(もしくは、プラス1つくらい)を目処にすればOKです。実際、僕も自分が居た大学の大学院(武蔵工大)と東工大の二つしか受けませんでした。一応、東大も視野には入れていたのですが、自分のしたい研究と微妙に違うのと、キャンパス(東大の原子力系専攻は茨城県の東海村にある)が遠いことから直前でやめることにしました。

 大学院の場合は、実際に受かってそこに行くことになったとしても全く後悔しないところと滑り止めだけを受けるほうが良いと思います。自分のしたい研究ができなければ行く意味があまりないと思うからです。

 大学は研究というよりは教養を身につける(どちらかというと学習の)場なので、多少自分の興味と違っていても大学で吸収できるものが大きいと思います。他にもサークルや趣味に打ち込むことによって学生生活を充実させることもできます。
 しかし、大学院は研究の場なので、自分の興味と違うとかなりつらいものがあると思います。研究が学生生活の中で大きなウェートを占めているので、その研究が自分のしたいものでないとかなりの苦痛になるはずです。

 これらが、滑り止めと本命の2カ所くらい(もしくはプラス1つくらい)を受けるように勧める理由です。

 最後に、大学院生の就職についてですが、大学院から就職するときには研究内容が比較的重要視されるため、基本的には研究内容に関連した企業に就職するということになります。(もちろん、就職活動のやり方によってはどんな企業にでも行くことは可能です。)
 修士課程修了後、博士課程には進まず就職する予定の人は、受験する大学院(専攻)を選ぶ際にも、ある程度、就職のことも考えておいたほうがいいと思います。

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