大学院受験の秘訣ブログ

中堅私立大学から一流国立大学院へも夢ではない

 

初の東工大出身首相

     
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ちょっと前のネタで恐縮ですが、先日第94代内閣総理大臣に管直人さんが就任しました。 最近知ったのですが、管さんって東工大(応用物理系)出身なんですね…。

ということで、簡単に経歴を調べてみました。
 
「東京工業大学理学部応用物理学科を1970年に一留して卒業。1971年に弁理士試験に合格し、後に特許事務所の所長を務める。東京工業大学在学中は政治サークル「現代問題研究会」を創設し、「全学改革推進会議」のリーダーとして活躍。」

在学当時から政治家を志していたようですね…。

「1976年の第34回衆院選に立候補するも落選。その後も1977年の第11回参院選、1979年の第35回衆院選と立て続けに落選。1980年の第36回衆院選に初当選を果たす。」

何回挫折しても諦めないという根性を感じさせる経歴ですね。

政治家になってからは…。 一通り調べはしたのですが、これ以降は長くなるので書くのは止めておきます。あしからず!興味のある方はご本人のウェブサイトWikipediaなどをご覧下さい。また、同じく東工大出身の大前研一氏による「ニュースの視点」の記事も参考になります。


初の東工大出身の理系首相ということで、菅首相の今後の活躍に期待したいところです。経済問題に弱いらしいというところが気になりますが…。


1996年に、菅さんが当時厚生大臣だったときに書いた本を紹介しておきます。現役の政治家が岩波新書から本を出すという前代未聞の出来事でベストセラーとなりました。


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なぜ問題集や過去問を何度も解くのが良いのか?

     
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おそらく多くの人が陥っている大きな間違いについてお話したいと思います。ちなみに、僕も大学受験の時に、まさしくこれにはまっていました!

それは、問題集を何度も何度も解くことの重要性です。

僕も大学受験の時は、とにかく一つでも多くの種類の問題を解くことが必要だと勘違いして、沢山の種類の参考書を買い漁って、一つの参考書が終わったら次の参考書へというのをやってしまったのです。

このときの反省を活かし、大学院受験では過去問と一冊の参考書を解くことに集中するように気をつけました。(といっても、やはり「多くの問題を解かなければ…」という脅迫観念のような心配は心の奥にはいつもありましたが…。)


問題集を何度も何度も解くことの重要性は、「1分間勉強法」に紹介されている英単語を覚えるケースで考えると理解できます。

「1単語を1分間かけてじっくり覚えて、1時間で60単語覚える」
よりも
「1単語1秒で見て、1分間で60単語を見る。それを1時間で60回繰り返す」
ほうが結果として、後者の方が記憶に定着しています。


つまり、じっくり時間をかけて一つのことに集中して取り組むよりも、時間を分散させて何回も取り組んだほうが、頭にしっかりと定着します。頭に定着しているので、2回目、3回目に取り組むときに、新たな発見があったり、どうしてもわからなかったことが解決していたります。

じっくり時間をかけても、時間がたつと忘れてしまうんですよね…。どうせ忘れちゃうんだから、そんなに集中しないで、何回も何回もやったほうが知らないうちに頭にしっかり入ってしまうというわけです。


おそらく多くの人がこの過ちに陥っていると思います。ハッとさせれらた方は、今日から改めてみると、数ヶ月後の本番までには効果が目に見えて現れてくると思います。



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過去問を全て解いてしまったら、何で力試しをすれば良いでしょうか?

     
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今日もみきさんから頂いた質問にお答えしたいと思います。
過去問って5年分とかその位しか手に入らないことが多いと思うんですが、それを全部、出題傾向を掴むために解いてしまった場合、何で力試ししたらいいんでしょうか?院試問題集でしょうか?
確かに院試の過去問は5年分くらいしか手に入らないですよね。出題傾向を掴むために全て解いてしまったら、現状の実力を計るためにはどうしたらよいかという悩みが出てくると思います。

みきさんかが言うとおり、院試問題集で実力を計るのも良いと思います。

また、数学や物理、化学などの一般科目であれば、同じ大学院の他の専攻の過去問を手に入れて、それで力試しをしてみるのはいかがでしょうか?

専門科目については、過去問を解くことによって傾向はつかめるものの、正直どのような問題が出るかは予想がつきませんので、力試しをするという行為に意味があるのか個人的には疑問に思います…。過去問を解くのはあくまでも過去の傾向を掴むというのが目的ですので、覚えるくらい何回も過去問と院試問題集を繰り返し解けば、特に力試しする必要はないのではと思います。

おそらく、入試問題を解くときの制限時間の点でも心配されているのだと思いますが、大学院受験の場合は、大学受験の時とは違って問題を解くのに十分な時間がありますのでその辺もあまり心配ないと思います。

また、基本的な事以外は、あらかじめ暗記しておくということは求められません(一般的でない公式を使うことが求められる場合は、入試問題に参考として必要な公式が記載されます)。


どうしても、力試しをしておきたい場合には、みきさんのおっしゃるとおり、いろいろな院試問題集を解いて、解けるかどうかで自分の実力を計るのが良いと思います。


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基礎が出来ていないのに院試を受けるのが不安です

     
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今日はみきさんから頂いたコメントにお答えしたいと思います。

以前、研究室訪問の件で書き込みさせて頂きました。その節はありがとうございました。 その後、楽に上がれる内部進学に気持ちが揺らいでしまい、結局まだ何の対策もしていません。

今まで期末は、正攻法ではなく過去問の攻略的な勉強しかしてきていない為、基礎が出来ていない気がしています。 (言い訳してもしょうがないんですが、今まで進学自体考えていなかったので、単位とれればいいやって気持ちで受けてました。。)
しかし、周りの知り合い(旧帝大から同大学の院に進学した人)に聞くと皆、「みんなそんなもんだよ。皆、単位なんて適当な勉強で採ってきてるし、初め過去問全然解けないけど、解いてるうちに思い出すんだよ。数ヶ月より前からやる必要ないと思うよ」と言います。
 もちろん、個人の土台の差はあるとは思いますが。(あと大学のレベルと院のレベルの差にも因りますよね…) 皆にいくらそう言われても、とても不安です。院試の一科目って、大学の数科目にあたるし、範囲広いじゃないですか。
院試まで半年をきった今、どうしたらいいのか、不安でしょうがありません。

院試と期末試験とを比べると、たしかに院試のほうが出題範囲も広く、どうやったら効果的な対策が立てられるか掴みにくいイメージがあると思います。しかし、期末試験も院試の問題も作成するのは同じ大学の先生方なわけです。院試も基本的には出題範囲が広がるだけで、他は期末試験となんら変わりはないはずなのです。

院試対策に取りかかる際に一つ大きな間違いに陥りやすいのですが、それは、基礎が出来てないと思いこみ、基礎固めから始めてしまうことです。基礎が出来ても応用はできないということを肝に銘じる必要があります。

確かに、実践的な応用問題を解くには、ある程度の基礎学力は必要ですが、基礎が身についているからといって必ずしも応用問題が解けるわけでもありません。

「木を見て森を見ず」という慣用句がありますが、木を一本一本順番に観察していっても、森全体の木々を完全に理解するには時間が掛かりすぎてしまいます。そもそも最後の木に到達することには、最初に見た木の事なんて忘れてしまいます。それよりも、まず森全体を見渡しから、重要な木だけを選んでから、その木々を観察していったほうが効率がいいですよね?

確かに院試の出題範囲は広いですが、全てからまんべんなく出題されることはなく、広い範囲のうちのいくつかのポイントから出題されます。そのあたりの感覚を掴むためにも、まずはとにかく過去問を解くことが先決ですね。

過去10年分くらいの過去問を覚えてしまうくらい何度も解けば、それで院試対策は十分と言っても過言ではないくらいです。

ぼくも院試が迫るにつれ、不安な気持ちが増してきたというのを良く覚えているので、みきさんの気持ち良くわかります。みきさんだけでなく、みんな同じように不安なわけなので、そのように考えて取り組めば多少は気持ちが楽になるのではないでしょうか??

健闘をお祈りしています。がんばって下さい!


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平成23年4月入学 東工大 修士課程入試情報

     
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今年も、院試シーズンがやってきました。

どこの大学もゴールデンウィーク明けくらいから、院試に関する動きが活発になります。僕の時も、ゴールデンウィーク明けから研究室訪問(見学)を始め、院試対策を始めました。

今日は、2011年4月入学者向けの東工大修士課程入試情報を整理したいと思います。


入試スケジュール

東工大院試スケジュール2011年度入学


 まずは受験要領を入手するところから始めましょう。なお入手方法はWEB請求、テレメール、直接請求の3種類の方法が選べます。詳細は、「募集要項の請求方法」のページを見て下さい。

必ず、詳細を確認して下さいね。しっかり確認しないと、僕の受験の時のようにとんでもないことになりますので…。


願書提出

願書の受付期間は、1週間しかありません。これも、必ず募集要項を直接確認して下さい!!原則として郵送(速達書留郵便)での受付となります。6/25(金)まで必着です!!なお、大岡山キャンパスの入試課に直接持ち込むこともできますが、受付時間(10:00〜12:00、13:00〜15:00)が決まっています。願書の受付は本当にシビアですので、万が一の事を考えて必ず受付期間の初日に提出してください。


口述試験

東工大の場合は、学部の時の成績が特に優れている学生を対象に筆頭試験を免除して、口述試験のみを課すという制度があります。ですが、これはあまり期待しないほうがいいです。理科大クラスの大学でオールAに近い成績でないと対象になりません。いわゆるFランク大学の場合だとオールAであっても対象とならないことがほとんどですので、最初から筆頭試験を受けるつもりでいた方が良いです。


筆答試験

筆答試験までは、今から約3ヶ月弱あります。いままで特に対策を立ててこなかった人もいると思いますが、今からでも十分に取り戻すことが可能です!まず は、過去問を解いて見ることによって、自分の実力を確認しましょう。その上で、計画的に勉強をして下さい。


口頭試問

志望理由などのテーマが与えられ、OHPやパワーポイントを使って、発表が求められます。当時の話ですが、原子核工学専攻のときは15人くらいの教授陣を前に発表しました。自分の順番が来て、会場のドアをあけた瞬間、15人もの教授達から一斉に視線が集まり、笑いが止まりませんでした。ほんとに緊張すると思いますので、人前で練習をしておいた方が無難です。


合格発表

当日、12:00頃から大岡山キャンパス内講堂脇に掲示されます。13:00頃からはホームページよる合格者発表も行われます。
写真を整理していたら、合格当時の写真が出てきました。

DSC02511 (2)DSC02505 (2)

このときのことは今でも良く覚えています。懐かしいですね。
上から順に番号を追っていき、自分の受験番号があったときの嬉しさは忘れられません。


入学手続

平成23年4月入学の場合は、平成23年の3/28と29に入学手続が予定されています。詳細は、2月上旬頃に入学手続書類が合格者宛に送られます。このときまでに、入学金を支払っておく必要がありますので、注意が必要ですね。


平成23年4月入学者向け募集要項に基づいて、受験スケジュールの概要を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?筆答試験までまだまだ時間がありそうで、あっという間です。焦る必要はありませんが、計画的に対策を講じたいものですね。


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※2011年4月入学の募集要項に基づいて、内容に気をつけて書きましたが、鵜呑みにせずに必ず募集要項を自分で入手して、自分の目で確認してください。万が一、このブログの情報によって損害を被ったとしてもしょーたろーは責任を取れませんので、十分に気をつけてくださいね。
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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
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