ユーイチさん質問ありがとうございました。
「研究室の見学に行ったときに,研究室のどのようなところをポイントにして回っていましたか?」ということですが、きょうは研究室見学のポイントを挙げておきたいと思います。
まず、僕の場合は、見学の前にどんな研究室や専攻があるのか全国の大学から探しました。ことのきは、主にネットで調べました。また、ネットで調べてもっと知りたいと思ったところには、メールでパンフレットを取り寄せました。
そして、そこからいくつか絞って、最終的には3つの研究室に見学に行きました。
見学する研究室を選らんだポイントは、
- 研究室の研究内容が自分の望んでいるものか?
- 指導教授はその分野である程度実績を持つ人か?
- 指導教授の出身の専門は何か?
- 大学院の立地条件
- COEの拠点かどうか?
1.は言うまでも無いでしょう。
2.は学部の時の指導教授や先輩などに聞いたり、もしくは学会誌などでもある程度知ることができると思います。これは、特に大規模な研究の場合、他の研究所や大学と共同で研究を行えるかどうかに左右してきます。
3.は、自分が大学(院)の時は違う専門を学んだという教授もいらっしゃるので、気をつけた方が良いです。やはり、大学時代から一貫して学んできた教授のほうが、専門性が高いので、その点も考える必要があります。研究室のホームページなどに教授の学歴などが載っているので参考にしたら良いと思います。
4.これは、やはり短くて2年、長くて5年通うわけですから、自宅から通学するのか、下宿するのかなども考える必要があります。
5.文科省の21世紀COEプログラムというのがあるのですが、これは何かというと、全国の大学で世界に通用し得るレベルの専攻や研究所を選んで、そこに重点的に予算をあてるというプログラムです。このプログラムを持っている専攻ですと、とくに博士課程では、国際学会やシンポジウムに出席できる機会が多くなります。(ちなみに僕は東工大と東大で迷いましたが、最終的にはCOEプログラムを持っているという理由で東工大を選びました。)
そして、見学したあとに、
第一志望の研究室を決めるときのポイントは、
- 教授との相性
- 研究室(教授)の指導方針
- 研究室の雰囲気
- 先輩たちとの相性
- 研究室OBの進路(就職先)
1.は言うまでもないですね。やはり教授との相性は重要です。僕は、それぞれの教授から指導してもらっている姿を想像して、違和感があるかないか考えました。
2.も重要です。放任主義やみっちり指導主義などいろいろありますので、自分に合っているのは何かを考えたら良いと思います。教授に直接聞いてみても良いと思います。
3.は、あまり考えないで直感です。自分自身がその研究室で研究している姿を容易に想像できるかできないかがポイントだと思います。
4.も重要ですね。実際に見学に行ったときに先輩たちと会わせてくれると思うので少し話してみて、第一印象や人柄などを少し感じてみて考えると良いと思います。
5.もとても重要です。特に修士修了後に就職を考えているなら、第一優先項目となるかもしれません。ホームページそ見たり、実際に先輩に聞いてみたりして情報を得ると良いと思います。
だいたい、研究室を見学する際のポイントはこんな感じだと思います。あくまでも僕がポイントにしたものだけを挙げてみたので、他にもいろいろとあると思います。