大学院受験の秘訣ブログ

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オンライン学術用語集

     
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 今日ご紹介するのは、Sciterm(オンライン学術用語集 です。

 大学院受験とは直接関係ないかもしれませんが、論文を書いたり、文献調査をする上で非常に役に立つツールですので紹介しておきます。

 英語から日本語、日本語から英語に文献を翻訳するときに、専門用語などが出てくると普通の辞書には載っていなくて困ったことはありませんか?

 そこで、役に立つのがこのSciterm(オンライン学術用語集です。

 遺伝学、海洋学、気象学、キリスト教学、計測工学、言語学、原子力工学、建築学、航空工学、鉱山冶金学、地震学、心理学、数学、船舶工学、地学、地理学、天文学、図書館情報学、土木工学、物理学、分光学、論理学 の22分野の専門用語を日本語から英語、または英語から日本語に翻訳することができます。

 英語の専門用語に触れる機会があったときには使ってみると便利です。

専門分野の学術用語を検索

志望理由書の例文(しょーたろーの場合)

     
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 先日の記事で、大学院入試の際に必要となることがある志望理由書の書き方について触れましたが、今日は僕が実際に院試の時に提出した志望理由書を多少手直しして例文を載せておきたいと思います。よかったら参考にしてください。
 

 ただし、最初に言っておきますが、あくまでも参考程度にして下さいね。くれぐれもそのままコピペして使うようなことはしないでくださいね(笑)!というのもの、その人の熱意や考え方が志望理由書には現れるので、自分で書いたものかそうじゃないかは簡単に見破られてしまいますし、面接のときに志望理由書の内容をもとに質問されることもありますので…。
 

 それでは、早速、例文です。 


 志望理由書例文(しょーたろーの場合):

 私が貴大学院貴専攻を志望した理由は、原子力という技術を今以上に発展させ、それによって世の中に貢献したいと強く感じているからです。 私が初めて原子力に興味を持ったのは、高校1年生の時でした。化学のレポートでナトリウムについて調べることになり、私は高速増殖炉「もんじゅ」でナトリウムが使われていることを知り、それについて調べてみようと思いました。その時は原子力について何も知らなかったのですが、調べていくうちに、どうやら原子が分裂して膨大なエネルギーが生じるのだということを知り、それに驚いたことを覚えています。その経験がきっかけとなり原子力に対して興味を抱くようになり、ついには原子力関連学科のある大学に進学することにしました。

 大学で原子力について学んでいくに従い、原子力の持つ無限の可能性に惹かれていきました。やがて、それは原子力という技術を更に研いていく必要があり、そうすれば、人々の生活を向上させるのに大きく貢献することができるのではないかという強い思いへと発展していきました。このように大学で学ぶうちに、国内外を問わず、企業や他大学での研究にも興味を持ち、ホームページ、書籍、雑誌などから、そして先生方にお話をお伺いし、情報を集めました。そして、その中でも特に目に止まったのが貴大学の貴専攻のホームページでした。早速、見学に伺ったのですが、その時、私は大きな衝撃を受けました。世界水準からみても最先端と思われる研究設備と研究の内容を見聞きし、また、貴専攻の学生や特に先生方の原子力に対する熱意を感じました。これらの理由から、人類と社会に役立つ原子力を研究していくためには貴専攻が絶好の場所である思い、貴専攻を志望させて頂きました。以上が貴専攻を志望させて頂くに至った経緯です。

 私自身、原子力がこれからも人類に大きな恩恵をもたらす、必要不可欠なものであると確信しています。そして、まだまだ多くの課題が残されているとも感じています。それらの課題の中でも特に、安全性(固有安全性)、核拡散抵抗性、長寿命炉心、小型化について研究を進めていく必要があると思っています。安全性と核拡散抵抗性を高める必要がある理由として、チェルノブイリやスリーマイル、そして特に日本においては原爆の影響からか、原子力に対する理解が社会から十分に得られていないことが挙げられます。これらを高めることによって、社会からの理解を得られれば、それは原子力の発展に大きな力を与えることができると思います。そして、それと同様に必要なのが炉心の長寿命化、小型化などの研究によって、環境への負荷を低減していくことだと思います。また、さらに広い分野で人類に恩恵をもたらすためにも、医療での利用や宇宙開発利用などを見据えた研究も必要だと思います。以上の理由から、これらの研究に携わりたいと思っています。

 まだ、研究したい分野が広く、具体的に絞れていない部分もありますが、それは私自身のこれからの課題でもあり、貴専攻にて私自身がどの分野で一番貢献できるのかを見極めて行きたいと思っています。もし貴専攻への入学が許可されましたら、原子力によって人々の生活がより豊かになるように、そのためにほんの僅かでも貢献できるように、熱心に研究に励みたいと思います。何卒よろしくお願い致します。



 いかがでしょうか?ちなみに、この文章は全部で1364文字です。今見直すとまだまだだなあと思うところがいっぱいありますが、まあこれで一応合格できたので多少参考にはなるかと思います。

 院試の願書の締め切りも近くなってきていますので、くれぐれも締め切りに間に合わないなんてことがなように、早めに書類をそろえて提出してくださいね!
 
 

志望理由書を書く前にこちらの記事も是非!:
志望理由書ってどうやって書くの?
研究計画書はどのようにして書けばいいか?
「志望理由書」と「志望理由がテーマの小論文」の違い
である調?ですます調?
小論文・志望理由書作成に必要な「論理的思考能力」の磨き方


参考までに紹介しておきますが、「一目でわかる志望理由書ハンドブック」は、例文が多く、説明も例文毎にされていてわかりやすいです。
 

志望理由書ってどうやって書くの?

     
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院試のときに志望理由書の提出を求める大学院があります。僕の所属している東工大もそうです。今日は、志望理由書の書き方についてお話したいと思います。

まず、どうして志望理由書を提出するように求められるのか考えてみたいと思います。

  1. 入学後にちゃんと勉強&研究するかどうかを見極める
  2. 第一志望かどうか、つまり合格させても辞退されたりしないか?
  3. その人の性格や人格を見極める
  4. 論理的思考能力(研究に必要)があるかどうか?
  5. 文章作成能力(論文執筆に必要)があるかどうか?

と、だいたいこんな感じだと思います。志望理由書はそんなに合否に大きく左右するものではないと思いますが、あまりにもひどい志望理由書を書いて提出した場合は門前払いされる可能性もありますし、ボーダーぎりぎりの得点のときは、志望理由書の内容によって合否が決まる場合もあります。ですので、手を抜かずにしっかり書いておくほうが良いですね。

上で挙げた項目を基に、志望理由書を書く時のポイントを考えてみると、

  1. 丁寧(誤字脱字に気をつける)にそして熱意の伝わる文章を心がける
  2. 考えている事柄をあらかじめ書き出して整理する
  3. 論理的に書く

重要なポイントは以上の3点くらいに絞れるでしょうか。これら3点に気をつければ良い志望理由書が書けるはずです。

次に、志望理由書を書く時にどのような流れ、つまりあらすじにすればよいのかを整理してみたいと思います。

志望理由書の一般的な流れ

簡単な自己紹介(今までの経歴など)

 どんなことをしたいか、何になりたいか(将来の夢)

以上を踏まえて、どうして志望したか、その理由。

合格後の志(どんな研究がしたいか、どんな研究生活を送りたいか)
※もし、博士課程に進みたいと考えているのでしたら、そのことも書いておいたほうが良いです。

熱意を伝えるPR

こんな感じで書けば良いと思います。

ひとつ書き忘れましたが、他大の大学院を受験する場合には、どうして自分の大学の大学院に行かずに他大の大学院を受験するのかが重要になります。 この理由も自分なりに整理しておいて書いておいたほうが良いですね。もちろん面接の時にも聞かれると思います。

今日も結構長くなってしまいましたが、これらの点に気をつけて書けば、少なくとも平均点以上の志望理由書が書けるはずです。とにかく熱意を込めて論理的な文章を書ければOKでしょう。

参考になるかわかりませんが、僕が院試のときに提出した志望理由書を今度の記事に載せたいと思いますね。



関連記事:
志望理由書の例文(しょーたろーの場合)
研究計画書はどのようにして書けばいいか?
「志望理由書」と「志望理由がテーマの小論文」の違い
小論文・志望理由書作成に必要な「論理的思考能力」の磨き方
(7)願書と必要な書類を揃える

   
時間のある人は、このような本も読んでおくとなおGoodでしょう。

過去問の傾向に沿った勉強法とは?

     
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 ごろうまるさん、ご質問ありがとうございました。 今日は、ごろうまるさんのご質問にお答えしたいと思います。

 Q.「今、理工系大学院の数学の過去問題集などを使って勉強しているのですが、私が志望する専攻(物理電子システム創造)とはかなり傾向が違うみたいなんです。
 こういう場合は専攻の過去問を中心に勉強したほうが有効でしょうか?
といっても公開されているものが5年分くらいなので量的に結構不安になってしまいます。
 何かよい方法がありましたら教えてください。 」

 確かに、傾向が違う問題は、入試直前期にはあまり効果的でないかもしれません。かといって、過去問だけでは量的に不安ですね。

 ぼくも院試のときに同じ思いをしたのでよくわかります。で、いろいろ試行錯誤してみて良かったと思った方法を書きたいと思います。

 ぼくが実際にやってみたのは、まず、過去問から傾向を把握して、その次に大学の講義で使っている教科書や、図書館にある大学院入試の問題集や参考書を片っ端から眺めて、過去問と傾向の似た問題をいくつかリストアップして集めて独自の問題集を作りました。その後は、ひたすらそれを何度も繰り返し解きました。傾向に沿った問題で量的にも多くなったので、かなり実力と自身がつきました。

 ただ、問題を集めるのに時間がかかるので、もうひとつお勧め出来るのが他大学(志望していなくても)の同様の専攻の過去問を取り寄せてみてはどうでしょうか。もしかしたら、院試問題の傾向が似ているかもしれません。これならそんなにお金もかかりませんし、取り寄せてしまえば、図書館や本屋に行って探し回るという手間もありません。

 と、僕はこんな感じで過去問の傾向と量的な不安に対応しましたが、いかがでしょうか?いろいろ参考にして、自分自身で一番納得のいく方法でやってみると良いと思います。

 がんばってください!!


 ※ ブログ左のサイドバーに「しょーたろーのおすすめ」というところがありますが、そこにも使えそうな院試過去問集を紹介していますのでよければ参考にしてみてください。

関連記事:
【工学系】 大学院入試問題集 - 工学系
【化学系】 大学院入試対策参考書

(9)大学院入試(筆記)を受験する

     
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 大学院受験の流れシリーズ 第9回 「大学院入試(筆記)を受験する」です。

 このシリーズももう9回目になりましたが、合格まであと少しです。今日はついに実際に院試を受験するところまで来ました。

 筆記試験受験時の注意事項は、基本的に大学受験の時と変わりません。あとは、あきらめないで一生懸命がんばることです!

 ただ、実際に僕が院試を受験して一つ思ったことを話しておきたいと思います。
 大学院や専攻によっては、いくつかの分野の問題から選択させて答えさせるという形式のものあります。ぼくが受験した東工大原子核工学専攻も物理と化学と数学の3問題から2問、12の専門分野の問題から4問を選択して解答するというものでした。

 このような形式の試験の対策と立てる時には、あらかじめ選択する問題を決めておいて、その分野だけ勉強しておくと思います。ただ、このような形式の問題は、実は勉強しなかった分野でも解けてしまうことがあります。
 ぼくの院試の時の経験をお話ししておくと、初めは勉強した分野(原子力関連分野と力学分野と電磁気分野など)の問題を解こうと思ったのですが、途中でそのうちの一つの分野が半分も解けそうもないことに気づきました。そこで他の分野の問題を見てみると…。意外に解けそうだなと思えたのです。そこで高校(高専)で少しだけ電子工学の基礎を勉強したことがあったので電子工学を選んで解いてみました。すると7〜8割くらいも解けてしまいました。院試の為には全く勉強していなかった(というか高校以来全く勉強してたこともなかった)ので正直自分でもビックリです。

 ですので、このような形式の問題が出題される時には、まず一度、全体に目を通しておいた方が良いと思います。勉強したところよりも、勉強しなかった分野のほうが解けてしまうということもあるので、そういう可能性も一応頭に入れておいて臨んだ方が良いと思います。

次の記事:(10)大学院入試(口述)を受験する

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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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