大学院受験の秘訣ブログ

中堅私立大学から一流国立大学院へも夢ではない

 

レベルの高い内部生や授業にはどのように対応すればよいですか

     
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defeatさんご質問ありがとうございます。

いつもしょーたろーさんの意見を参考にさせていただいてます。
大学院(他大学)受験も無事合格し、来年春から院生になるのですが、その大学の学力レベルは自分の今の大学よりも高く、他の内部からの生徒や、先生とうまくやっていけるか不安になってきました。
しょーたろーさんは大学院に行ってから内部のレベルの高い生徒や授業にはどのように対応していったのか教えてください。お願いします。

僕も中堅私立大学の武蔵工業大学(現:東京都市大学)から東京工業大学大学院へ入学したので、偏差値だけで比較すればレベルの違いは明らかでしたので、defeatさんの気持ちがよくわかります。

確かに、授業の内容は難しく感じられました。ぼくの所属していた原子核専攻は内部生はごくわずかでしたが、東京理科大学など理系では比較的偏差値の高いところからきた外部生も多く、自分とのレベルの違いに圧倒された記憶があります。

こういった状況にどう対応すればよいかということですが、これは、もう努力するしかありません。人が2時間勉強したらなら、自分は3時間もしくはそれ以上勉強するしかありません。

ただ、一つ気をつけないといけないのは、自分が何のために大学院に入ったかということを忘れないことだと思います。ライバルと競い合うことも必要だと思いますが、何より大切なのは、自分の目標を見失うことなっく、自分自身に勝つことが重要だと思います。

また、今まで勉強してきた量が違うと思いますので、同じ土俵で勝負してはおそらく勝てないと思います。研究を進めていくには、勉強以外にも様々な能力が必要となります。例えば、柔軟な発想力、コミュニケーション能力、情報収集能力、実行力など…。ですので、そういった能力で勝負するということを考えると良いと思います。

院試をクリアしたと言うことは、最低限の学力は身についているということですので、その点は自信を持って臨めば良いと思います。

自信を持って、堂々とがんばって下さい!! defeatさんの検討をお祈りしています。


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興味がなくなってしまった研究室の見学をキャンセルしたいのですが…

     
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今日はみきさんから頂いたご質問についてお答えしたいと思います。

大学院を選ぶ上で何を優先させるべきか悩んでいた際、先輩に興味ある研究室を色々まわることを進められ、安易な気持ちで二つの研究室のアポをとってしまいました。

一つは東北大の研究室Aで、先日訪問にいってきました。大学に入る前からかなり興味のあった研究室です。研究内容はやはり一番興味があるし、雰囲気もよかったのでここを第一志望に決めました。

もう一つは関西の国立大学の研究室Bで、来週訪問の約束をしています。ちょっと興味があるし、入りやすそうに思ったので、メールでアポをとってしまいました。
しかし、もう第二志望としても受ける可能性は低く(ゼロではない)、そこそこ大事な授業を3コマ休むため、第一志望が決まった今、訪問するより授業の方が大事に思えてしまいます。この場合正直に理由をのべ、キャンセルしてもよいのでしょうか?
かなり怒りをかいそうですし、また、以前体調を崩し前日にキャンセルさせてもらったことがあるので、余計に言いにくいです。

ちなみに、第二志望はAよりは興味ないけど、Bよりは断然興味のある、東工大の研究室Cです。ここはまだアポもとっていません。

長々とすみませんが、教えて頂けると幸いです。

なるほど。就職活動で内定を複数もらったときの心境と似ているのかもしれませんね。

結論からお答えしますと、キャンセルしてもしなくてもどちらでも良いと思います。って、全然答えになってなくてすみません。

まず、可能性が低いのに重要な授業を3コマも休むのはもったいないですし、交通費も結構かかってしまいますよね。
ただ、一度、前日にキャンセルをしておいて、またキャンセルするのも心苦しいものもあります。A型のしょーたろーにとっては、非常に断りにくいシチュエーションです(笑)。

ですので、どちらでも良いと思ったのです。

二度と関わることもないだろうと思えるのでしたら、断りにくいですがキャンセルしてしまってもいいと思います。学会や、研究機関等で今後も関わる可能性がありそうでしたら、面倒でも行ってみた方が良いかもしれません。

もし、ぼくが同じ状況でしたら、多分行くと思います。一つの理由は「消去法」の実践です。もし、研究室Aに合格して、行くことになったとします。でも、大学院での研究生活を送っていくうちに、思う通りにならなかったり、こんな予定では無かったと思ってしまうことが一度はあると思います。そんなときに、やっぱり研究室Bも見ておけば良かったのかなぁと後悔する可能性もあります。研究室Bを見ておけば、そんなふうに思うこともありませんから、そういった意味でBを徹底的に消しておくという意味で見学しておくという価値もあると思います。
また、院生になると他大学の研究室なんて見る機会は滅多にありませんから、社会勉強という意味でも価値が全くないこともありません。

というのが僕の考えですが、いかがでしょうか。でも、そこまで悩むことでもないと思いますので、あまり気が進まないようでしたら、「他の研究室を見学していったら、そちらの方に心が固まってしまい、あまり志望度が低いまま貴重なお時間を頂いてしまうのも申し訳ありませんので、こちらからお願いしておきながら、大変失礼かと存じますが、今回は辞退させて頂きたく、宜しくお願い致します。」みたいに、メールでキャンセルしてしまっても構わないと思います。

最終的にはみきさんの良いと思う方法でやるのが一番だと思います。まだ迷ってしまうようでしたら、ご連絡下さいね。

それでは、研究室見学、がんばって下さい!応援しています。

あ、言い忘れましたが、僕は3つの研究室を見学に行きました。全て東工大でしたが。(参考になるかわかりませんが…)


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1年遅らせるかどうか

     
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はじめまして。 私は現在、院への進学を検討しているのですが、金銭的な事情から今年度の受験が難しいため、今年度の受験は見送り、バイトと勉強をしながら来年度の院試を うけようかと考えています。 その旨を指導教授に相談したところ、空白期間が空いてしまうことは履歴書に傷が付き得策ではないので、来年度の受験は賛成できないと言われました。 そこで質問なのですが、院へ進まれた方はみなさんストレートで入られるのでしょうか? 学部卒業後、一年空いて進学する人はそれほど少数なのでしょうか?
はじめまして。あづささん。コメントいただきましてありがとうございます。
ぼくも、大学院へ進む時は経済的に非常に苦しかったので、あづささんの気持ちがわかるような気がします。

まず、院生はほとんどストレートかとのご質問に対してですが、僕のまわりに限って言えば、ストレートで入った人のほうが少なかったと思います。ただ、その ほとんどが、大学受験で浪人した人や、学部の時に休学したり、留年したという人でした。学部卒業後に一年空けて進学するというケースは皆無ではありません が、残念ながらあまり聞いたことがありません。

ケースバイケースですが、2年以内の遅れでしたら院試の面接や就職活動等で理由を詳しく聞かれることはあまりないと思いますが、ストレートではない以上、 その理由を聞かれる可能性はあります。特に、学部と、院の間に空白の1年があれば目立ちますので、「何をしていたの?」と聞かれると思います。ちなみに、 ぼくは大学の時に個人的な事情で2年間休学していましたが、やはり就職活動のときの面接で理由を聞かれたときもありました。

ストレートじゃない場合には、その理由によっては、マイナスにとられることもありますので、履歴書に傷が付くとまでは言いませんが、1年空いてしまうのは確かに得策ではないかもしれません。

また、20代(特に前半)は、精神的にも、体力的にも、脳力的にも非常に活発な時期ですので、バイトと受験勉強だけに費やすというのも非常にもったいない感じがします。

でも、金銭的な事情があることには変わりありません。どうしたらよいかと考えたときに、奨学金や学資ローンを利用するという手があると思いますが、いかが でしょうか。また、今年度の院試までバイトしてお金を貯めながら受験勉強するというのも有りだと思います。ぼくも、学部のときから、昼は大学で夜は終電ま でバイトしながら、院試に臨みましたので、決して楽ではありませんが、働きながらでも十分に受験できます。さすがに働きながら大学受験に臨むというのは相 当にきついと思いますが、大学院受験なら不可能ではないと思います。

奨学金や学資ローンはいずれ返済しないといけないものですが、今、バイトで100万稼ぐのと、大学院を出て就職してから100万を稼ぐのを比べたら、後者 の方が明らかに容易です。20代前半の貴重な時期を有効に活用するという意味合いからも、院試を一年見送るのは得策ではないと僕も思います。

そのあたりもよく考えた上で、最終的には自分が後悔しない方法を選べれば良いと思います。

いろいろと大変なこともありますが、苦労は決して無駄になりませんので、引き続き前向きにがんばって下さい。

応援しています。がんばってください。


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他分野の専攻への受験は不利ですか?

     
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僕は現在工学部なのですが、東京大学の大学院農学生命科学へ志望をしています。学部をこえた受験は調べたところ可能だと思うんですが、何か不利となるものはあるんでしょうか?


今日は、ある方から頂いた質問にお答えいたします。基本的にほとんどの大学院のほとんどの専攻で、学部を超えた受験(つまり専門外の分野からの受験)は可能となっています。(でも、必ずウェブサイトや募集要項などで確認してくださいね!!)

他分野からの受験だからといって、ペナルティを科されるということもありませんので、不利に扱われるということはまず無いと考えて良いと思います。


不利になると思われる2点について:

1.面接の時につっこまれる可能性がある。
どうして、学部は全く関係ないの? どうして、うちの専攻を志望したの?但し、しっかりと論理的にかつ熱意を持って答えられるのなら、逆に有利になると思います。

2.院試の専門科目で苦労する。
学部の時のカリキュラムにない科目が受験科目に含まれる場合には、完全に独学で受験対策勉強をすることになってしまいますので、その点では苦労すると思います。ただ、もし、その科目もしくは分野に詳しい教授が大学にいるのであれば、勉強を教えてもらいにいくと良いと思います。自分の専門分野に興味を持って勉強しようとしている学生がいれば、助けないわけがないですよね。

有利になると思われる1点について:

1.受験の際に口頭試問などと呼ばれる面接がある場合が多いのですが、そのときに試験官の教授にとっては、あなたの専門分野については素人になります。ですので、あなたの専門分野の話題に触れられたときには、あなたが話の主導権を握ることができるので、それをうまく利用すれば、効果的に自分をPRすることができます。ただし、相手は人間ですので、調子に乗ってベラベラと話してしまったり、わざと専門用語を並べ立てたりして上から目線で偉そうに話したりするのは、逆効果ですので気をつけて下さい。


このように不利な点と有利な点を整理して考えてみると、他分野の専攻への受験はそんなに不利でないことがわかります。

ひるまず、自信を持ってチャレンジしてください!!


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学生の時にやっておけば良かったこと 「日本語の勉強」

     
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社会人になると語学の勉強をする時間がなかなか取れないので、学生時代に英語の勉強をしておけば良いという意見を聞くことが多いと思います。確かにこれはその通りで、ぼくも学生時代に英語を勉強しておけばよかったとつくづく思います。

しかし、実は、英語よりも、もっと日本語を勉強しておけば良かったと後悔しているんです。

????と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は、社会人になって感じたことの一つに、仕事をする上で日本語が非常に重要になってくるということがあります。

仕事をする中で、日本語を書くという機会は非常にたくさんあります。

例えば、
  • 日報
  • 週報
  • 月報
  • メール
  • 議事録
  • 伝言メモ
  • 稟議書
  • アジェンダ(議題)
  • 報告書
  • 各種申請書類
また、書くだけでなく話す機会もたくさんあります。

例えば、
  • 電話
  • 会議・打合での発言
  • 上司への報告
  • 伝言
  • 他部署への依頼
  • 各担当者への根回し
  • 客先への交渉
このように、仕事を進める上で、日本語を書いたり、話したりするという機会は非常に多いんです。
特に、日本語を「書く」機会が非常に多く、それも短時間で自分の考えていること、人に要求することを端的かつ誤解の無いように正確に書く必要があります。これには、本当に日本語の能力が必要です。


ぼくが会社に入って、一番最初に気づいたことが、「僕はこんなに日本語ができなかったんだ」ということです。本当に。

ですので、日本語の勉強をしておけば良かったと後悔しています。学生の皆さんには、今のうちにぜひ、日本語の勉強をしておくことをお勧めします。

やはり、読書をして、日本語を書く機会を積極的に見つけるのが一番ではないでしょうか。ブログを書いてみるというのも一つの方法だと思います。


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しょーたろー

 東京工業大学の大学院生でした(H19年3月に修士課程修了)。専攻は原子核工学。3.11の前後では全く様相が変わり、自分が学んで来たことについて色々と考えることが多いです。
 独自に編み出した勉強法などが世の中の大学生や大学院受験生のためになればと思い、ブログを始めてみました。宜しくお願いします。
 ご質問などありましたら、コメント、メール、メッセージ、twitterなどで受け付けています。お気軽にご連絡ください!

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